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腰痛

腰痛の原因を
もう一度考えてみませんか?

突然の腰痛や繰り返し起こる腰痛は、誰もが仕事生活スポーツの場面で身近に起こり得る可能性がある悩みの種です。

腰痛には、病気など原因がはっきりしている「特異性腰痛」と、原因が特定できていない「非特異性腰痛」の2種類があります。
そのうち、腰痛で多いのは原因がはっきりしていない非特異性腰痛ですが、現在では原因についても新しい研究が続いています。

今回こちらのページでは、進化している腰痛対策について、日常生活で考えられる原因や改善方法についてご説明します。
また、特異性腰痛の病気や症状についてもご紹介します。

症状によっては、早急に医療機関での受診が必要なため、対処法を間違えないように是非ご参考にしてください。

目次

このような悩みはありませんか?

腰痛は、体型や日常生活での姿勢、運動時の動作など
さまざまな要因が重なることで起こることがありますが、
現在、次のような腰痛のお悩みを抱えていませんか?

  • 慢性的な腰痛に悩んでいる
  • 将来的に腰痛で悩みたくない
  • 朝起きたときに腰痛が起こる
  • 腰や背中に張りを感じる
  • デスクワークが多く、時々腰に痛みを感じる
  • ぎっくり腰が繰り返し起こらないか心配
  • 今の腰痛を日常生活で行えることで解消したい
  • 自分がなぜ腰痛になってしまったのか原因を知りたい

慢性腰痛の原因や症状について

腰痛の原因について

腰は、背骨のうち、5個の腰椎骨盤部分で構成されています。
腰は身体の中心部分として、身体を捻ったり、反ったり、捻ったりなどの動作をする役割をしています。
腰痛は、老若男女問わずに悩まれている方は多くいますが、腰痛の原因はさまざまなため、一つひとつ確認していきましょう。

 

【腰痛の原因】

今まで腰痛の原因の多くが、特定できない非特異的腰痛と言われていました。
しかし、腰痛診療ガイドライン2019では、実質的には原因不明の腰痛は少ないことが報告されました

そして原因の多くは「椎間板」にあるのではないかと新しい報告が出てきています。
具体的には椎間板がつぶれていたり、大きく膨れたり飛び出したりして、腰回りの各部位が、適正な位置からズレてしまうことが、腰痛に繋がっていると言われています。

次に、その椎間板に関係する腰痛の原因についてご説明します。

●重いものを持ち上げたとき

日常の生活の中で、腰に負担がかかることは多くあります。
特に、無理な姿勢を続けていると、腰へのダメージは蓄積されて、腰痛を引き起こすことがあります。
前かがみの姿勢で重いものを持ち上げたときに、腰に突然激しい痛みが走り、動けなくなることがあります。
これは、腰椎関節の捻挫のようなもので「ぎっくり腰」と言われるものです。

またぎっくり腰は、くせになりやすく、繰り返し発症していると脊骨のクッションになっている椎間板を痛めてしまい、その結果、神経根を圧迫して、椎間板ヘルニアを誘発するおそれがあります。

●姿勢不良

背骨は、椎体が積み重なったもので、その間にはクッションの役割をもつ椎間板があります。
椎間板は、外側が硬い繊維状の軟骨で、中央はゲル状の「髄核」でできています。
髄核は姿勢によって前後に移動しやすく、悪い姿勢が続くと、髄核が後ろへズレたままとなり、腰に違和感や痛みが生じてしまいます。

●下肢の筋力の低下

腰痛を起こしている方に多いのが、下肢(下半身)の筋力低下を生じているケースです。
下半身の筋肉を支配する神経が、腰椎において軟骨や骨、靱帯に圧迫されます。
また実際、腰椎椎間板ヘルニア腰部脊柱管狭窄症の方は、腰痛や下肢痛に悩まされています。
下半身の筋力低下は、自覚症状ではなかなかわからないものですが、腰痛に関連性が深いものと考えられます。

●肥満

肥満の方は体重が多い分、身体を支える役割を担う腰に負荷がかかります。
また、お腹に脂肪がついた状態になると、重心が前にズレてしまいます。
重心がズレた状態でいると、姿勢を維持するために、肥満の方は反り腰の姿勢をとる傾向があります。
反り腰は骨盤を前傾させて、腰周辺の筋肉に負担をかけるため、腰痛に繋がります。
また最近では、肥満の方は、椎間板が潰れやすいと言われています。

腰痛症と腰痛の病気から起こる症状の違いについて

腰痛は、男性や女性でも身体の不調を訴える症状のうち、常に上位にあります。
ぎっくり腰のように急性の腰痛を放っておいた場合や、姿勢不良や運動不足などで起こる慢性腰痛症がありますが、腰痛症は病気ではなく症状です。

なお、原因がわかる腰痛(特異的腰痛)の病気も多くあり、症状もさまざまです。
例えば、動作痛を伴う病気しびれを伴う腰痛の病気があり、ひどい痛みは早めに医療機関で受診が重要です。
次に、病気で起こる腰痛も含めて、症状をご説明します。

 

【腰痛の症状】

●主に動作痛を伴う腰の病気や症状

・ぎっくり腰
急に起こる強い腰の痛みのことを言いますが、病名ではありません。
物を持ち上げようとしたときや、腰を捻るような動作を不意に行った時に起こることが多くあります。
激痛が起こったり、腰が痛いため曲げ伸ばしができないなどの症状がでます。

・筋膜性腰痛
仕事やスポーツ動作などで、腰を支える筋肉に負担がかかることで起こります。
日常的に腰に負担がかかる動きをしている場合や加齢による背骨の変形・骨折など他の疾患によって、二次的に腰痛が起こる場合があるため注意が必要です。
症状は、デスクワーク中に腰が痛くなるのが特徴です。

・腰椎分離症
運動時の腰痛として現れます。
運動の際には痛みが出ますが、場合によっては、運動を続けていくことも可能です。
多くは、活発なスポーツ活動による障害であり、腰を捻ると痛い、痛くて腰が動かせないのが症状になります。

・変形性腰椎症
慢性的な腰痛です。
起床時などの動き始めに強く痛みがあり、動いているうちに楽になるのが特徴です。
関節や椎間板の左右差により背骨の捻じれが生じ、腰痛や神経によるお尻や脚の痛み、しびれを引き起こします。
起き上がったり、寝返りで腰が痛んだり、曲げ伸ばしが痛くて腰が動かせないなどの症状が現れます。

・腰椎すべり症
1つの背骨が下の背骨に対して前方にズレている状態を言います。
40歳以上の女性に多く、原因として背骨の形の異常、安定性が不足してしまうことなどが影響していると考えられています。
腰を捻ると痛い場合や、歩くと太ももの裏が痛くなり休むと楽になるのが特徴です。

●主にしびれを伴う腰の病気や症状

・椎間板ヘルニア
加齢や外力の負荷で変性した背骨の椎間板が、靭帯や神経根、脊髄を圧迫し、その結果、痛みや手足のしびれを起こす病気のことです。
椎間板ヘルニアは、頸部胸部腰部で発症しますが、中でも最も多く発症するのは腰部になります。

・脊柱管狭窄症
骨そのものが変形して、突出したりすることで脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されることを言います。
しばらく歩くと、太ももからふくらはぎやすねにかけて、しびれや痛みが出て歩けなくなり、少し休むとまた歩けるようになるため、歩いたり休んだりすることを繰り返す「間欠跛行」が特徴です。

・坐骨神経痛
多くは背骨の腰の部分に存在する腰椎に異常が生じることで、坐骨神経が刺激を受けたり、圧迫されたりすることで発生します。
過度な運動や、長時間のデスクワークによる運動不足などが原因で腰痛が起こり、ひどくなると坐骨神経痛を引き起こすことがあります。

 

なお、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄によって坐骨神経痛が起こっているケースが多くあります。
若い方には、腰椎椎間板ヘルニアを原因とした「坐骨神経痛」がよくみられており、高齢者では「脊柱管狭窄症」が圧倒的に多くなっています。

腰痛の対処法や予防法について

腰痛の対処法について

腰痛症の対処法は、日常生活でも多くあります。腰痛の発生具合や痛み、張りの程度を確認しながら、無理のない範囲で行うようにしましょう。

 

【腰痛の対処法】

●適度な運動

加齢や運動不足で筋肉が衰えると、背骨や腰を支える筋肉に負担がかかり、その結果、腰に痛みを覚えやすくなります。
適度な運動で身体全体の筋肉を鍛えて、腰痛の悩みを軽減させましょう。
運動でおすすめなのは、散歩です。
1回20分程度の散歩を目標として習慣にしていただくと、身体が温まり血液循環も良くなり、さらに筋肉の緊張も和らぐため、腰痛対策にとってプラスの効果が期待できます。

●慢性の場合は温める、急性は冷やす

腰痛は、発症の具合によって、急性腰痛慢性腰痛に分けられます。
急性腰痛で代表的なのは、ぎっくり腰です。
また、慢性腰痛は姿勢の悪化に伴う血行不良に起因する場合が多くみられます。
急性腰痛の場合は冷やして、慢性腰痛は温めることで対処するのが一般的です。
なお、過度に温めることや冷やすことは、痛みを悪化させるおそれもあるため、控えましょう。

●ストレッチ

特に、腰痛の原因の一つが、お尻の筋肉のコリです。
腰痛改善には、お尻ストレッチが有効です。

・大臀筋をほぐすストレッチ

①床に座り、左脚を曲げて、すね部分を床につける
②両手を床につけ、骨盤を意識しながら、ゆっくり息を吐きながら右脚を真後ろに伸ばす
③重心をまっすぐにすることを意識して、前に向かって体重をかけ、息を吐きながら身体を倒していく
④お尻の右側の筋肉が伸びていることを感じながらキープする
⑤脚を入れ替えて、交互に行う

・中臀筋・小臀筋をほぐすストレッチ

①椅子に座る
②右の太ももの上に、左脚を乗せる
③ゆっくりと息を吐きながら、身体を前に倒していく
④お尻の筋肉が伸びていると感じるところで、キープする
⑤脚を入れ替えて交互に行う

なお、ストレッチは気持ちの良い範囲で行うようにしましょう。

腰痛の予防法について

腰痛の予防法は、身体をバランス良く鍛えることや生活環境の見直しが必要になります。
次に、手軽に行える腰痛の予防法についてご説明します。

 

【腰痛の予防法】

●下肢の筋力強化

下半身の筋力が低下することで、関節にかかる負担が増えます。
筋力トレーニングによって、筋肉量が増えることによって関節への負担が減り、腰痛の予防に繋がります。
また、下半身のトレーニングは、体幹に大きな刺激が入るものが多くあり、体幹が鍛えられたことで姿勢が良くなり、腰痛予防の効果が期待できます。

●ダイエット

体重が多いほど、腰にかかる負荷は大きくなります。
骨格を支える筋肉よりも脂肪の蓄積が多い方は、特に腰に大きな負担がかかります。
また、肥満体型の方は内臓脂肪が多く、お腹が大きくなります。

その場合、バランスをとろうとして反り腰で生活している方が多い傾向にあります。
反り腰は、腰に負担をかける体勢でありこの状態が長く続くと腰痛を引き起こしてしまいます。
以上の理由から、肥満体型の方がダイエットをすることで、関節の負担を軽減できるため腰痛の予防や改善ができる可能性があります。

●腹圧をかける

腰痛の原因の1つである姿勢の悪化を改善するには、インナーマッスルを含めた体幹を強化して腹圧をかけることが大切です。
人間の腹部には、内臓を収納している空間があり、これを腹腔と呼んでいます。
腹腔の周りには、横隔膜骨盤底筋多裂筋など多くの筋肉が覆っています。
これらの筋肉を使って、腹腔にかかる圧力を高めると「腹圧が高い」状態が出来上がります。
腹圧が高い状態は、体幹部が筋肉でできたコルセットで巻かれているような状態であり、姿勢が安定するため、腰痛の予防に繋がります。

●コルセットなどの使用

体幹トレーニングなどを行わずに、腹圧をに高める手段が、腰痛コルセットの装着です。
腰痛コルセットは、腹圧を高めて腰をサポートしています。

 

腰痛の予防には、日々の生活での姿勢や運動や食生活の見直しなど、意識付けが必要です。
無理な運動や身体を鍛えることは逆効果に繋がるため、ご自身のペースで出来ることから行いましょう。

おざわ鍼灸接骨院の
【腰痛】アプローチ方法

腰痛はさまざまな原因によって引き起こされます。
「筋肉」「神経」「姿勢」「関節」「内臓」などが主な原因として挙げられます
当院では腰痛の原因がどこにあるのかカウンセリングや、動的検査などを行いお一人おひとりにあった施術を行なっていきます。

神経による痛みの場合、主に電気療法を行なっていきます。
もみほぐしなどでは届かない深部に直接電流を流し、神経の炎症・鎮痛を促します。

筋肉による痛みの場合、もみほぐし鍼灸施術電気鍼を行なっていきます。
鍼は筋肉のこりに直接刺激を入れることができるため、施術後は筋肉が柔らかくなったことを実感していただけます。

姿勢が悪く腰痛になってしまう場合、主に筋力低下が原因とされます。
もみほぐしやストレッチなども行いますが、どこの筋肉が低下しているのか、日々できるトレーニング方法などもお教えいたします。

気になることがございましたらお気軽にご相談ください。

著者 Writer

著者画像
小澤 拓哉(オザワ タクヤ)
【所有資格】 柔道整復師・はり師・きゅう師
【生年月日】 1994年(H6)7月26日
【血液型】 B型
【出身】 群馬県
【趣味】 野球、トレーニング、車、バイク
【得意な施術】 スポーツ障害(特に野球)

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